RINSEI News
林政ニュース
秋田県が再造林拡大へ「新たな仕組み」を導入
秋田県 造林・育林 予算・事業
秋田県は、来年度(2022年度)から再造林支援対策を拡充・強化する。新たに「カーボンニュートラルに挑戦する再造林拡大事業」(予算額8,760万円)を創設し、県内民有林の再造林率を現状の28%(実績は
緑化樹木を貨物列車で輸送、「緑配便」を今夏から開始へ
全国 木材流通
住友林業緑化(株)(東京都中野区、神谷豊社長)は、日本貨物鉄道(株)(東京都渋谷区、真貝康一社長)、川崎近海汽船(株)(東京都千代田区、久下豊社長)、日本通運(株)(東京都港区、齋藤充社長)と連携し
ウェブや花木も活用して良質材生産を続ける「龍神林業」【突撃レポート】
和歌山県 木造住宅
古くから役物用の良質材産地として知られる和歌山県龍神村。和室の減少などで役物そのものへの引き合いは減ってきているが、「龍神林業」を継承・発展させる取り組みは着実に行われている。伝統の強さを失わずに、時
(後編)オロチの“成功”から見通すスギ産地の将来【遠藤日雄のルポ&対論】
鳥取県 合板・LVL
(前編からつづく)鳥取県日南町の2月末時点の人口は4,222人。日本各地の山村と同様、過疎化と高齢化が進行している。その一方で、同町にもグローバル経済の波が着実に及んできており、“次のビジョン”を描く
改正木材利用促進法の活用へ総務省も協力、推進議連が総会開く
全国 木材・木製品製造業 法律・制度
自民党の森林(もり)を活かす都市(まち)の木造化推進議員連盟(吉野正芳会長)は、3月23日に今年(2022年)の第1回総会を開いた。 吉野会長は、同議連が目標としていた改正木材利用促進法が昨年
「第66回静岡優良ツキ板展示大会」開催、約8,600万円販売
静岡県 イベント・祭事
静岡ツキ板協同組合(静岡市、深城恵浩理事長)は、3月7・8日に静岡市のツインメッセ静岡で「第66回静岡優良ツキ板展示大会」を開催した。 創業35年のツキ板メーカー・(有)マルケイ(牧之原市)を
三重県が公共土木工事で県産材利用拡大、適用工種を増やす
三重県 森林土木
三重県県土整備部は、来年度(2022年度)から公共土木工事(施設)での県産材利用を拡大する。同部に事務局を置き関係各課で構成する県産木材利用推進会議が策定した「公共土木施設の県産木材利用5か年計画」
14年に及んだ「阿津江地区直轄地すべり防止事業」が完了
徳島県 治山
徳島県那賀町阿津江地区(旧木沢村)で14年間にわたって行われてきた国の直轄地すべり防止事業が今年度(2021年度)末で完了する。主要な工事が終わったことを踏まえて、3月3日に那賀町の鷲敷中央公民館で
下呂市が譲与税を活用し森林造成組合の活動を支援
岐阜県 森林経営・管理
岐阜県の下呂市は、森林造成組合による森林整備活動などを支援する事業を来年度(2022年度)から始める。森林環境譲与税を使って必要経費に対して助成し、「地域の森林を地域で守る」取り組みを後押しする。
ベトナムの大手林業企業と丸和林業・高知県が人材育成で連携
高知県 研修
ベトナム最大手の林業関連企業・VINAFORヴィナフォー)社(レ・クォック・カイン社長)と連携して林業の担い手づくりを推進する取り組みが高知県でスタートした。同県と高知市に本社を置く丸和林業(株)(
山口県のDX拠点でプロジェクションVRを使い“林業体験”
山口県
山口県の豊田流域林業活性化センターなどは、3月17日に山口市の「やまぐちDX推進拠点Y-BASE」でプロジェクションVRを使った林業体験会を初めて開催した。 プロジェクションVRは、バーチャル
大北産業、南栄、青森県森連も「樹木採取権者」に選定
全国 素材生産 国
国有林に新設された樹木採取権制度で伐出事業などを行う「樹木採取権者」が新たに3件選ばれた。2月18日に東北森林管理局が秋田県素材生産流通協同組合(秋田市)を全国で初めて樹木採取権者に選定したことに続
訓子府町と標津町の認定こども園に木の「箱入りおもちゃ」を贈る
北海道 人の動き 業界団体
北海道森林組合連合会と農林中央金庫は、3月15日に訓子府町の認定こども園「わくわく園」へ、続いて18日には標津町の川北認定こども園「にじいろ」へ木製玩具セットを寄贈した。 両園に贈ったのは、「
森林危機の解消へ、宮崎雅夫・農林水産大臣政務官がハイレベルイベントで演説
海外 セミナー・シンポジウム
国連食糧農業機関(FAO)とEU議長国・フランスの共催によるハイレベル森林イベント「生計向上、気候、生物多様性と森林の関係~森林減少抑止のための解決策~」が3月15日にオンラインで開催された。
佐藤木材工業(北海道紋別市)の社長に佐藤健右氏【人事・消息】
北海道
北海道紋別市で林業機械化や森林認証事業などに先駆的に取り組んでいる佐藤木材工業(株)の代表取締役社長が3月13日付けで交代した。1990年から社長をつとめてきた佐藤教誘(のりひで)(のりひで)氏が代
「おかえりモネ」制作チームに長官感謝状、業界以外で初めて
東京都 表彰
林野庁は3月10日、昨年(2021年)5月から10月まで放映されたNHK連続ドラマ小説「おかえりモネ」の制作チームに長官感謝状を贈呈した。林業・木材産業関係者以外に長官感謝状を贈ったのは初めて。
“餅は餅屋”の分業体制で譲与税を活かす田辺市【進化する自治体】
和歌山県 森林経営・管理 予算・事業
森林環境譲与税の配分(交付)額が全国4位の和歌山県田辺市(真砂充敏市長)。潤沢な財源がもたらされた一方、十分に活かし切るには、役所だけでは手が足りない。そこで同市では、意向調査業務を“林業外”の会社に
農林水産省が「建築物木材利用促進協定」初めて締結
全国 建設 国
農林水産省は3月9日、改正木材利用促進法に基づく「建築物木材利用促進協定」を全国木材組合連合会などと計4件締結した。同省が民間企業等との間で同協定を結んだのは初めて。 昨年(2021年)11月
東京都が新たに「木材利用ポイント事業」 1億2,000万円分交付、多摩産材に上乗せ
関東地方 予算・事業
東京都は、来年度(2022年度)から新たに「木材利用ポイント事業」を実施する。多摩産材など国産材を使った住宅の購入者に対し、木材使用量に応じてポイントを交付し、需要の喚起を図る。 木材利用ポイ
岩手県立大学と森林総研がイノシシの出没「ハザードマップ」を作成
岩手県 生物多様性保全
岩手県立大学と森林総合研究所の研究グループは、岩手県内に出没するイノシシを予測する「ハザードマップ」を作成した。過去のデータを利用して、イノシシがどこに出没するかを高い確率で掴むことができる。シカや
『もくざいのヒミツ』の絵本を200部制作し、希望者に配布
近畿地方 国有林
近畿中国森林管理局の箕面森林ふれあい推進センターは、2021年7月にデジタル紙芝居としてホームページ上で公開した『もくざいのヒミツ』の絵本を限定200部つくった。森林環境教育の教材や家庭での「読み聞
三菱地所レジデンスがマンションの内外装に埼玉県産スギを採用
埼玉県 木造非住宅
三菱地所レジデンス(株)(東京都千代田区)は、「ザ・パークハウス 大宮吉敷町翠邸」のモデルルーム説明会を2月下旬からオンラインを併用しながら埼玉県さいたま市内で行っている。 同物件は、RC造の
「森林×脱炭素チャレンジ2022」創設、企業等を表彰へ
全国 表彰
林野庁は、新たな表彰制度として「森林×脱炭素チャレンジ2022」を創設した。森林づくり活動などを通じて脱炭素社会の実現に貢献している企業等を顕彰するもので、4月8日(金)まで応募を受け付け、優れた取
2021年の林産物輸出額が近年最高、「30年までに1,660億円」目指す
全国 統計・調査
昨年(2021年)の林産物輸出額が対前年比33%増の570億円に伸び、近年における最高値を記録した。政府は、農林水産物の輸出額を2030年までに5兆円に引き上げる目標を掲げており、今国会で輸出促進法