ファイターズと道森連、農林中金が本のお礼に木製しおりをプレゼント

北海道

(株)北海道日本ハムファイターズ(札幌市)は、北海道森林組合連合会(同)及び農林中央金庫(東京都千代田区)と連携し、読書促進全道キャンペーン「読み終えた本をみんなでシェア」の新企画として道産木材を使った木製しおりをプレゼントしている。

同社は2014年から「グラブを本に持ちかえて」をキャッチフレーズに、家庭で読み終えた児童書や絵本、小説などの書籍を引き取り、クリーニング・補修した上で(一社)北海道ブックシェアリングに寄贈し、道内の図書館や学校、保育施設などで再利用する取り組みを行っている。

昨年(2021年)までは、書籍の提供者に紙製のしおりを贈っていたが、今回から木製しおりに切り替え、森林を循環利用する大切さを訴えていくことにした。プレゼント用の木製しおりは、縦120mm、横35mmで、トドマツ、シラカバ、シナノキ、メジロカバ、クルミの5種類を用意。9月28日(水)まで札幌ドームで書籍の持ち込みを受け付け、その場で木製しおりを手渡している。

なお、ファイターズはバットに使うアオダモの植林やダケカンバ製バットの利用などにも取り組んでおり、来春開業する新球場の商業施設では道産カラマツなどを活用することにしている。

(2022年9月10日取材)

(トップ画像=プレゼント用に5種類の木製しおりを用意した)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から31年目に突入! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。