「グロウアース」の生産能力が8倍に、日南町&大建工業

鳥取県 新商品・新製品

大建工業(株)(大阪市北区、億田正則社長)は、鳥取県日南町で生産している木質培地「グロウアース」の製造ラインを増強し、9月から本格稼働させる。

「グロウアース」は、日南町が未利用材の活用を目的に進めている「カスケード・プロジェクト」の一環をなす製品で、昨年(2021年)1月に発売された。国産の木材チップを原料に特殊加工を施しており、土壌と比べて軽量で手が汚れにくく、不要時には燃えるゴミに出せるなど扱いやすいのが特長。木材チップの形状を変えることで、水もち・水はけをコントロールできる。

発売以降、野菜や花卉の栽培に適した木質培地として農業資材メーカーが採用するなど販路が拡大してきたため、約4,300万円の設備投資をして増産することにした。製造ラインのボトルネックとなっている乾燥工程の設備を入れ替え、全体を効率化することで、生産能力を現状の約8倍にアップさせる計画。2025年度には年間1億円の販売額達成を目標にしている。

(2022年8月10日取材)

(トップ画像=新たに設置した乾燥設備)

『林政ニュース』編集部

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