RINSEI News
林政ニュース
森林のCO2吸収量を価値化するモア・トゥリーズ【脱炭素化に挑む】
全国 カーボン・クレジット
日本政府は、2050年までに「脱炭素化社会」を実現すると世界に宣言した。これを受けて、企業などは二酸化炭素(CO2)を吸収・固定する森林や木材に熱い視線を注ぎ始めており、新たなビジネスチャンスも生まれ
第44回全国銘木展示大会に3局6署が出品し完売、青森ヒバに高値
愛知県 木材流通
1月26日に愛知県で「第44回全国銘木展示大会」が開催され、北海道・東北・中部の3森林管理局と十勝東部・日高南部・石狩・空知・下北・木曽の6森林管理署が計78本、58.924m3の国有林材を出品し、
(後編)「ウッドショック」を超えて 新・国産材時代を展望する【新春鼎談】
全国 木材・木製品製造業
(前編からつづく)コロナ禍の中で起きた「ウッドショック」は、日本の林業・木材産業が抱えている課題をあぶり出し、それを乗り越えなければ先は見えないことを明らかにした。では、次のビジョンを掴むための具体的
スギのおが粉を使った「命の猫砂 杉にゃん」の増産を目指す
埼玉県
ペット用品の猫砂にスギのおが粉を活用している(株)杉のチカラ(埼玉県久喜市、高橋則之・代表取締役)が事業拡大に向けて資金調達を行っている。同社が生産・販売している「命の猫砂 杉にゃん」は、猫の健康管
御嵩町と可茂森林組合が第2期森林経営信託契約を締結
岐阜県 森林経営・管理
岐阜県の御嵩町(渡邊公夫町長)は、昨年(2021年)12月10日に地元の可茂森林組合(可児登組合長)との間で163haの町有林を対象にした森林経営信託契約を締結した。両者は、2012年度に10年間を
ツキ板&ムク集成板で攻める!新市場を創出【伸びる!センダン②】
九州地方 家具・建具
(【伸びる!センダン①】からつづく)家具のまち・福岡県大川市の倉重良一市長は、「センダンの“輪”が広がってきている」と語った。その言葉のとおり、同市では、家具業者からの注文に応じて、センダンのツキ板や
荒廃農地の森林化を支援、2022年度から新事業
全国 森林経営・管理 予算・事業
農林水産省は、人口減少や担い手不足で増加している荒廃農地を計画的に森林化して有効活用を図る新たな支援事業を来年度(2022年度)から始める。同省の農村振興局地域振興課が所管している「最適土地利用対策
資材高騰で旭川市での木質ボード工場新設を見合わせ─大建工業
北海道 木材・木製品製造業
大建工業(株)は、北海道の旭川市近郊で計画している国産材を使った木質ボード工場の新設事業について、一旦見合わせると1月24日に発表した。 鋼材をはじめ各種資材の価格が高騰しており、「投資金額が
第8代「みどりの女神」に成田愛純さん【人事・消息】
全国 コンテスト
1月24日に東京都内のホテルで「第54回ミス日本コンテスト2022」が開催され、8代目となる「ミス日本みどりの女神」にモデルで女優の成田愛純(あすみ)さん(19歳)が選ばれた。 成田さんは、雑
「黄金の森プロジェクト」に新ビジネスフィールド─久万造林+NcDひふみ
愛媛県 森林の新たな利用
久万造林(株)(愛媛県久万高原町、井部健太郎社長)が実施している「黄金の森プロジェクト」が新たなステージに入った。造園業者とタッグを組み、「自然環境を整えながら人と自然が共生できる空間」を目指したフ
国産ツキ板を使った環境書道展「いのちの木」を開催─玲書館
東京都 イベント・祭事
厚さ約0.2㎜の国産ツキ板を和紙の代わりに使った環境書道展「いのちの木」が1月12日から16日まで東京都世田谷区の世田谷美術館で開催された。同区で書道教室を開いている玲書館(山本玲葵(れいき)主宰)
施行から5年たったクリーンウッド法をどうする?【緑風対談】
全国 木材流通 法律・制度
2017年5月に制定・施行された「クリーンウッド法」が見直しの時期を迎えています。同法が目的としている合法木材を担う登録者数や登録件数が頭打ちとなっている中、反転攻勢は可能なのでしょうか。「緑」と「風
(前編)「ウッドショック」を超えて 新・国産材時代を展望する【新春鼎談】
全国 木材・木製品製造業
2022年が明けた。昨年(2021年)は、外材製品をはじめとする木材不足と価格高騰が進み、いわゆる「ウッドショック」に業界全体が揺さぶられた1年だった。これまでの事業戦略を根本から見直すことが迫られて
最新設備の日南町樹木育苗センターが竣工 コンテナ苗を量産、2024年度に20万本目指す
中国地方 林業
鳥取県の日南町に最新設備を備えた「日南町樹木育苗センター」が完成し、昨年(2021年)12月22日に竣工式が行われた。カラマツ、少花粉スギ、ヒノキのコンテナ苗を年間12万本育て、供給する。同県内に量
山の“素材”をそのまま活かして価値を高めるトレトレ【企業探訪】
高知県 特用林産
「仁淀ブルー」と呼ばれる水質日本一の仁淀川。その上流部で2015年に起業したトレトレ(tretre)(株)(高知県仁淀川町、竹内太郎社長)は、山野草などを使ってお茶やアメニティ商品をつくり、山の価値を
「川崎駅前優しい木のひろば」で木育コンサートなど行う
神奈川県 人の動き
神奈川県のJR川崎駅周辺で、昨年(2021年)12月11日に「川崎駅前優しい木のひろば」が2年ぶりに開催された(実行委員会主催)。都市住民が森や木に接する機会を広げることを目的に、秋田県や宮崎県木材
大分県と立命館が木材利用・教育協定、木造校舎の新設へ
大分県 木造非住宅
大分県と学校法人立命館は、昨年(2021年)12月16日に「木材の利用促進と教育に関する協定」を結んだ。改正木材利用促進法に基づく「建築物木材利用促進協定」に該当するもので、同県初の事例となる。
大阪・南船場に「Time & Style」直営店オープン、関西初進出
大阪府 家具・建具
国産材を使ったスタイリッシュな家具を製造・販売している(株)プレステージジャパン(東京都港区、吉田龍太郎社長)は、関西エリア初進出となる直営店舗「Time & Style Osaka」を昨年
「木挽ラボ」始動、北軽井沢で製材所が“復活”
群馬県 木材・木製品製造業
群馬県長野原町の北軽井沢に製材所「木挽(こびき)ラボ」が完成し、昨年(2021年)12月16日に稼働を始めた。同地域では約40年前にすべての製材所が廃業していたが、地域産材の加工拠点が“復活”を果た
山口県森連が美祢市に「西部木材センター」を新設
山口県 木材流通
山口県森林組合連合会(山口市、板垣幸美会長)は、同県美祢市の工業団地「美祢テクノパーク」内に、県内最大規模となる木材共販所「西部木材センター(仮称)」を新設する。昨年(2021年)12月22日に同市
家具産地・大川で販売好調、行政もバックアップ【伸びる!センダン①】
全国 家具・建具
早生広葉樹・センダンがぐんぐんと“伸びて”いる。家具用材として使えることがプロの眼に叶い、良質材を育成する技術も一段と進化してきた。日本林業の地平を拡大し始めたセンダンを巡る最新状況をお伝えする。
2020年度は市町村の7割が森林環境譲与税を活用
全国 森林経営・管理 税制
総務省と林野庁は、2020(令和2)年度に全国の自治体に配分された森林環境譲与税の利用状況に関する調査結果を昨年(2021年)12月10日に公表した。 2020年度は全国の1,741市町村に計
2022年度林野予算は1.6%減の2,985億円
全国 予算・事業
政府は、昨年(2021)12月24日に来年度(2022年度)当初予算(案)を閣議決定した。これに先立って12月20日には今年度(2021年度)補正予算が成立しており、一連の予算編成作業が決着した。
2022年度当初予算+2021年度補正予算解説【緑風対談】
全国 予算・事業
昨年(2021年)末に政府の来年度(2022年度)当初予算(案)が決まりました。予算増減のウラ側には様々な事情があります。とくに林野庁予算の場合は、国有林野事業特別会計がらみのヤヤコシイ内実があります