東北森林管理局が「天国(マルテンマルコク)南部アカマツ」など新ブランド材規格を制定

東北森林管理局は、管内の国有林で生産される天然秋田杉や南部アカマツなど6種類の高品質材に関する規格を新たに制定した。品質の保証されたブランド材として、今年度(2022年度)から供給を始める(3月30日に発表)。これまでに中部森林管理局が「高国(マルコウマルコク)木曽ひのき」などのブランド化を進めているのに続き、希少価値のある高級材の供給情報を全国に発信して、製材業者等のニーズに応える。

新たにブランド材規格を制定したのは、天然林材の「天国(マルテンマルコク)青森ヒバ」、「天国南部アカマツ」、「天国天然秋田杉」、「天国広葉樹」と、高齢級人工林材の「高国秋田杉」、「高国前森スギ」。それぞれの産地や林齢、サイズ(長級・径級)、品質などはのとおりで、具体的な供給数量や時期は、確定次第公表していく方針。出荷時には、独自の極印を打ち、ラベルを表示する(トップ画像参照)。

なお、秋田県内の民有林と国有林から生産される人工林材の高齢級秋田杉は、「あきたの極上品」として2016年3月から供給されており、併せてブランド化を推進していくことにしている。

(2022年3月30日取材)

『林政ニュース』編集部

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