愛媛県産材製品市場開拓協議会(松山市)とナイス(株)(神奈川県横浜市)は、3月18日に愛媛県庁の知事会議室で「県産ヒノキを活用した新商品の発表・報告会」を開き、ナイスが開発した表層圧密技術「Gywood(ギュッド)」を活用した会議テーブルとフローリングを市場投入していく方針を明らかにした。
ヒノキやスギなどの針葉樹は表面が柔らかいため、家具や内装材に使用するとキズがつきやすいことがネックになっていたが、「Gywood」化することで硬度が増すとともに、材料としての軽さや熱伝導率の低さなどの特長は維持される。
現状では「Gywood」に用いる材料はスギが多くなっているが、県の特産であるヒノキを前面に打ち出すことで差別化が図れると見込んでいる。
商品名は「愛媛県産ヒノキGywood(ギュッド)」とし、これからPR活動などを強化していくことにしている。
(2025年3月18日取材)
(トップ画像=中村時広知事(中央)とともに「愛媛県産ヒノキGywood」をお披露目した、画像提供:愛媛県.)

『林政ニュース』編集部
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