最も人気がある北米広葉樹材も品質低下、主体は3次林に
──海外からの原料調達に関する最新の状況を教えてほしい。
松尾会長 最も人気があるのは北米の広葉樹材で、ホワイトオーク、ウォルナット、ブラックチェリー、ハードメープルなどを求めて世界中から業者が集まってくる。もちろん、我々も買い付けに行くが、昨今の円安の影響もあって買い負けることがある。
原料の確保を巡る競争はどんどん厳しくなっている。
──北米産広葉樹材の供給力はどうなのか。
松尾 量的には潤沢だが、質的には低下してきている。すでに1次林(オールドグロス林)は伐り尽くされ、2次林もなくなってきており、3次林が主体になっている。これに伴って、径級が細く、節や曲がりの多いものが増えて...
『林政ニュース』編集部
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