8年前に突如木こりに“変身”、創業時はツルハシで道づくり
森と踊るの三木一弥社長(52歳)は、8年前に会社勤めを突如辞めて、山に入った。その理由を聞くと、「自分でもわからないんですよ。気づいたら木こりになっていました」と飄々と話す。退職後、知り合いの縁で山主とつながり、山林管理を請け負うようになった。
ただし、林業には全くの素人であり、1年目は約10m×10mの森林整備しか頼まれなかった。ここにツルハシとシャベルを持って林道をつけていったが、重機なしでは「ほとんどものにならなかった」。それでも黙々と現場に通い、少しずつ仲間を増やしていった。その姿が山主や地域住民の目にとまり、今では約200haの森林整備を任されるまでになっている。
「土中環境」を重視、水を潜らせ循環させて山全体を活性化
三木社長が活動を始めた頃は、もっぱら皮むき間伐を行っていたが、造園会社や製材所の関係者など様々な出会い...
『林政ニュース』編集部
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