半自動式播種機、発芽室等を完備した環境制御型生産施設
遠藤理事長が下呂市乗政の山間地にある岐阜樹木育苗センターを訪ねると、岐阜県の臼井規浩・森林整備課長と同センターの川添峰夫・シニアマネージャーが待っていた。同センターは、行政(岐阜県)と民間企業(住友林業)が“二人三脚”で運営しており、この2人がその中心的な役割を担っている。現場で陣頭指揮をとっている川添氏は、林野庁で林業機械化センター所長や天竜森林管理署長などをつとめ、定年退職後に乞われて住友林業に入社し、同センターのオペレーション全般を任されている。
挨拶を交わした3人は、直ちに育苗棟に足を踏み入れた。
整然としていて、まるで工場のようだ。いわゆる苗畑のイメージはない。
遠藤日雄(えんどう・くさお)
NPO法人活木活木(いきいき)森ネットワーク理事長 1949(昭和24)年7月4日、北海道函館市生まれ。 九州大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士(九州大学)。専門は森林政策学。 農林水産省森林総合研究所東北支所・経営研究室長、同森林総合研究所(筑波研究学園都市)経営組織研究室長、(独)森林総合研究所・林業経営/政策研究領域チーム長、鹿児島大学教授を経て現在に至る。 2006年3月から隔週刊『林政ニュース』(日本林業調査会(J-FIC)発行)で「遠藤日雄のルポ&対論」を一度も休まず連載中。 『「第3次ウッドショック」は何をもたらしたのか』(全国林業改良普及協会発行)、『木づかい新時代』(日本林業調査会(J-FIC)発行)など著書多数。
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