「最終的な供給責任を果たす」―国産材製材協会が2022年度総会開催

国産材製材協会(会長=佐川広興・協和木材(株)社長)は、4月26日に今年度(2022年度)の通常総会を東京都内で開催した。

佐川会長は冒頭の挨拶で、「木材価格が高騰し、ロシア材の輸入も停止した中で新しい年度を迎えた。我々国産材業界の価値がもう一度見直されている」と強調した。国産材製品の増産に向けては、「すでに(現有の)乾燥機は24時間稼働している。乾燥材の供給能力が限界状態にあるのが課題」と指摘した上で、「輸入材がなくなったときに、最終的に供給責任を果たすのは国産材業界になる」との認識を示した。

議事では、所定の議案を原案どおり承認。会員数の増減はなく、今年度は「安定供給」をテーマに活動を行っていくことにした。

(2022年4月26日取材)

(トップ画像=挨拶をする佐川広興会長)

『林政ニュース』編集部

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