西目屋村で「森のサウナ」内覧会とモニターツアーを初開催

東北地方 青森県 森林の新たな利用

西目屋村で「森のサウナ」内覧会とモニターツアーを初開催

青森県の中南地域県民局は、3月3・4日に西目屋村の白神山地ビジターセンターで、「森のサウナ」の内覧会とモニターツアーを初めて開催した。

軽トラックの荷台に青森ヒバを使ったサウナ室を設けて青森市を拠点に出張営業などを行っている冨岡未希氏(37歳)と、同村の西目屋薪エネルギー(株)が連携し、ビジターセンターの中庭にサウナカーとサウナテントを設置。熱源にした薪ストーブの燃料には、地元産の広葉樹材やりんご園の廃材などを活用した。

サウナカーの内部-

3日は、森林組合や農協、商工会、町内会等で構成する山村地域活性化協議会のメンバーと報道関係者、4日は観光業者やキャンプ場の管理者、自治体関係者などが参加。半袖・短パン姿で「森のサウナ」を体験。薪ストーブに数十分あたって体を十分に温めた後、屋外に出て風に当たる「外気浴」を楽しみ、「アウトドアで気持ちがよくすっきりした」などの感想が聞かれ、雪の中にダイビングする参加者もいた。  

主催した県中南地域県民局は、2021年度から森林空間を活かした新たな産業の創出事業に取り組んでおり、昨年(2022年)11月には「森のワーキング」を行った。来年度(2023年度)は、「森のヨガ」、「森のアロマ」、「森のシアター」などを実施して、ニュービジネスの可能性を広げていくことにしている。

(2023年3月3日取材)

(トップ画像=サウナテントから出てクールダウンする参加者)

『林政ニュース』編集部

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