ジョイフル本田が認証製品の利用拡大に協力 強大な販売力活かす、緑の循環会議と覚書締結

ジョイフル本田が認証製品の利用拡大に協力 強大な販売力活かす、緑の循環会議と覚書締結

大型ホームセンターを運営している(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫・代表取締役社長)は、4月11日に緑の循環認証会議(SGEC(エスジェック)/PEFC(ピーイーエフシー)ジャパン、東京都千代田区、前田直登会長)との間で森林認証製品の利用拡大に連携して取り組む覚書を結んだ。

1975年に創業した同社は、関東地方を商圏にしてホームセンター事業や住宅リフォーム事業を行っており、店舗数はホームセンターが17、専門小売店が7、商業施設が1に上る。郊外の幹線道路沿いに超大型店舗を構えるのが同社の“ウリ”であり、DIY用資材から家具・インテリア、生活用品まで圧倒的な品揃えを誇る。

覚書を取り交わした緑の循環認証会議は、同社を認証製品の普及を牽引する「チャンピオン企業」に認定。強大な販売力を持つ同社の参画によって、森林認証制度の認知度アップに推進力がつくかが注目される。

同社は、昨年(2023年)4月にSGEC/PEFCを含めた森林認証製品の取り扱いを始め、今年(2024年)3月時点では109品目を販売している。直近四半期では約3,000万円を売り上げており、担当者は、「いずれは関連製品の半分くらいを認証付きのものにしたい」と意欲をみせている。

覚書の締結式で挨拶した平山社長は、「弊社は材木屋として創業し、来年(2025年)で50周年になる。店舗の脱炭素化を進めながら、認証製品については、ある程度の(高い)値段でも買っていただけるようにしていきたい」との方針を示した。

(2024年4月11日取材)

(トップ画像=覚書に調印した平山育夫・ジョイフル本田社長(右)と梶谷辰哉・緑の循環認証会議(SGEC/PEFCジャパン)事務局長(兼専務理事))

『林政ニュース』編集部

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