PEFC「チャンピオン企業」第1号にユニ・チャームを認定

全国 東京都 木材・木製品製造業 認証

PEFC「チャンピオン企業」第1号にユニ・チャームを認定

「緑の循環」認証会議(東京都千代田区、佐々木恵彦会長、略称:SGEC/PEFCジャパン)は、衛生用品大手のユニ・チャーム(株)(東京都港区、高原豪久社長)とPEFC森林認証の共同推進に関する覚書を11月9日に締結し、同社を「チャンピオン企業」の第1号として認定した。「チャンピオン企業」とは、PEFC認証制度を支持し、自社製品にPEFCラベルを積極的に使用するなど、同制度の普及・啓発を牽引するメーカーなどを指す。

覚書に基づき、ユニ・チャームはPEFCラベルの使用や露出を増やし、森林資源の保護につながる植樹活動などを行っていく。

一方、SGEC/PEFCジャパンはユニ・チャームのPEFC認証製品をホームページやSNSなどで紹介するなど普及活動で連携をとっていく。

ユニ・チャームの上田健次・執行役員は、「弊社は80を超える国や地域に事業展開をしており、55か国に浸透しているPEFCとは相性が最もいい。『チャンピオン企業』として関係者とともにPEFCの普及に取り組む」と抱負を述べ、SGEC/PEFCジャパンの梶谷辰哉・事務局長は、「ユニ・チャームは社会へのインパクトが大きいので『チャンピオン企業』に選んだ。今年度中に『チャンピオン企業』をもう1社程度増やしたい」と意欲をみせた。  

なお、ユニ・チャームグループは日本及び世界に25工場展開しており、そのうち14工場でPEFC・CoC認証を取得している(10月末時点)。また、PEFC認証材の調達比率は56%となっている(2021年実績)。同グループの中長期環境目標では、2030年までに全工場でPEFC・CoC認証を取得し、PEFC認証材の調達比率を100%に引き上げることを目指している。

(2022年11月9日取材)

(トップ画像=覚書を手にする上田健次・ユニ・チャーム執行役員(右)と梶谷辰哉・SGEC/PEFCジャパン事務局長)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から早くも31年目! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。

この記事は有料記事(819文字)です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。