山地災害危険地区含め危険な盛土を総点検、法制度も検討

静岡県熱海市の土石流災害*1を受け、山地災害危険地区を含めた危険な盛土の総点検が始まった。政府は8月10日に「盛土による災害防止のための関係府省連絡会議」を開き、総点検の進め方などを決め、年内に暫定とりまとめを行うことにした。重点点検対象エリア(箇所)として、①土砂災害警戒区域、②山地災害危険地区、③大規模盛土造成地をあげており、国土地理院が提供するデジタルデータなどを利用して、盛土の現状や崩壊防止対策などをチェックする。

関係府省連絡会議の構成員には天羽林野庁長官、その下に設置された幹事会には林野庁から天野企画課長と佐伯治山課長が参加しており、土地利用規制を含めた法制度面からの対応策も検討することにしている。

*1熱海の大規模土石流災害が投げかけている課題【論点を追う】

『林政ニュース』編集部

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