(後編)発足5年の兵庫木材センターが第2ステージへ【遠藤日雄のルポ&対論】

(後編)発足5年の兵庫木材センターが第2ステージへ【遠藤日雄のルポ&対論】

前編より続く)兵庫県の公募事業によって誕生した協同組合兵庫木材センター(宍粟市、八木数也理事長、以下「兵木センター」と略)は、「2年赤字の3年黒字」を踏まえて、「第2ステージ」での一層の飛躍を目指している。遠藤日雄・NPO法人活木活木(いきいき)森ネットワーク理事長がその構想に迫る。

角物製材・フリー板を基軸に大工・工務店との連携を拡大

遠藤理事長

「第2ステージ」に向けた話を続けたい。地元特産の素麺箱用材となるモミを供給するというのはユニークな着想だが、このほかにも新規ビジネスのアイディアはあるのか。

八木理事長

地域の大工・工務店を素材生産業・製材業の立場から支援する事業を行っていきたい。

遠藤日雄(えんどう・くさお)

NPO法人活木活木(いきいき)森ネットワーク理事長 1949(昭和24)年7月4日、北海道函館市生まれ。 九州大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士(九州大学)。専門は森林政策学。 農林水産省森林総合研究所東北支所・経営研究室長、同森林総合研究所(筑波研究学園都市)経営組織研究室長、(独)森林総合研究所・林業経営/政策研究領域チーム長、鹿児島大学教授を経て現在に至る。 2006年3月から隔週刊『林政ニュース』(日本林業調査会(J-FIC)発行)で「遠藤日雄のルポ&対論」を一度も休まず連載中。 『「第3次ウッドショック」は何をもたらしたのか』(全国林業改良普及協会発行)、『木づかい新時代』(日本林業調査会(J-FIC)発行)など著書多数。

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