「マーケットイン」とは? 中国・台湾に大径材問題はない
海外市場の開拓は、「プロダクトアウト」ではなく「マーケットイン」でと言われても、実際のビジネスで行っていくことは簡単ではない。
遠野社長の言うとおり、“価値”というものは買う側が決めるもので、中国や台湾が原木を求めているのに、日本の価値観で製材・加工した製品を売り込もうとしても、無理がある。「マーケットイン」の成否は、いかに買う側のニーズを掴むかにかかっている。
日本の製材・加工は、基本的に在来工法住宅用の柱取りを念頭に置いて行われている。このため、径級が14cm、16cm程度のいわゆる柱適寸の原木の値段が高く、30cm、40cm、50cmと径級が大きくなるほど値段が下がる。
この話を中国や台湾でする...
『林政ニュース』編集部
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