原木取扱量が10万m3突破、林業労働者も100人体制に
日南町の基幹産業である林業の“元気度”を示すバロメーターは、平成19年4月にオープンした「日野川の森林 木材団地」における原木の取扱量だ。約1億4,000万円を投じて整備した同団地は、153m2の敷地内に(株)米子木材市場生山支店と山陰丸和林業(株)生山事業所、そしてLVLメーカーの(株)オロチが“同居”する一大木材基地となっている。開設当初の年間原木取扱量は約4万6,000m3だったが、オロチが稼働を始めた平成20年に6万m3台に乗せ、昨年、遂に10万m3を突破した。
これに伴い、山で働く人も増えている。町内の林業労働者数は、平成17年の70人から現在は100人体制になっており、平均年齢も若返った。平成19年に発足した「日南町木材生産事業協同組合」(24の林業事業者で組織、第313号参照)が、平成22年度から今年度までに42台の高性能林業機械を導入するなど、作業環境の改善も進んでいる。
『林政ニュース』編集部
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