三井ホームが初の木造6階建て「キャンパスヴィレッジ」を建設

三井ホームが初の木造6階建て「キャンパスヴィレッジ」を建設

三井ホーム(株)は、神奈川県川崎市内に建設した木造6階建て学生レジデンス「キャンパスヴィレッジ生田」(建築主:東急不動産(株))を3月26日に報道陣に公開した。

この物件は、同社が2021年から展開している都市型木造マンションブランド「MOCXION(モクシオン)」の一環として設計・施工した。1~2階がRC(鉄筋コンクリート)造、3~6階が木造となっており、同ブランドでは初の6階建てとなった。東急不動産の「キャンパスヴィレッジ」シリーズで木造+RC混構造を採用したのも初めて。

「キャンパスヴィレッジ生田」の1室

使用した木材は、北米産のSPF材、集成材と、国産の構造用合板、スギ造作材で、総使用量は973m3。二酸化炭素(CO2)固定量は771t。

同社の担当者は、木材を多用した目的として、「学生達に温もりのある生活環境を提供できる」と言い、建築費については、「木造は現(あらわ)しにするとコストアップにつながりやすいが、住宅で使用する2×4材を使って設計すればコストカットができる」と説明した。

ゆったりとした共有スペースもある

(2024年3月26日取材)

(トップ画像=「キャンパスヴィレッジ生田」の外観)

『林政ニュース』編集部

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