大林組と循環型森林利用の協定、中核にスマート林業協議会
飯能市は6月1日に、大手ゼネコンの(株)大林組(東京都港区、蓮輪賢治社長)との間で「循環型森林利用に関する基本協定」を締結した。両者が連携・協力して、循環型森林利用を実現する「飯能モデル」の構築を目指すことで合意し、循環型森林利用や木材需要拡大、木材コンビナートなどを連携・協力事項とした。
大林組は、持続可能な社会や地方創生による国土の均衡発展の実現に向けて、循環型森林利用モデルの確立に挑戦している。その実践の場として飯能市が選ばれたかたちだ。
大林組が飯能市との関わりを深めるきっかけとなったのは、2016年に市が行った「西川材バイオマス利用調査」について照会したこと。以後、都市近郊の林業地が抱える課題の解決に向けて、地元関係者を巻き込んだ意見交換などが重ねられ、昨年(2020年)5月29日に「西川地域スマート林業協議会」が発足した。同協議会の立ち上げには西川林業地を構成する日高市、毛呂山町、越生町も賛...
『林政ニュース』編集部
1994年の創刊から早30年! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。