28都道県が集結、一般消費者に向けて多彩なプログラムを披露
東京都が「JAPAN Re WOOD」を開いたのは、これで3回目。
開催前日の8月16日に関東地方を襲った台風7号の影響により、17日は屋外展示を中止し、屋内展示でも5社が出展を見合わせたが、28都道県の110社が地域産材を使った自慢の製品などを展示・販売した。
ビジネス主体の展示会とは異なり、「JAPAN Re WOOD」は一般消費者をメインターゲットにしている。お盆休み最後の週末に行ったこともあって会場内は親子連れなどで賑わった。
開会セレモニーでは、骨折のため欠席した小池百合子知事の代理として田中慎一産業労働局長が壇上に立ち、「大消費地である東京から国産木材の需要を換気し、地域経済の活性化につなげたい」とのメッセージを代読した。その後、スペシャルゲストとしてガチャピン・ムックを迎え、来賓らとともに鏡開きを行った。

会場中央にある特設ステージでは、「ガチャピン・ムックと学ぼう! 木のしごとショー」を行った。 “木育ガールキキちゃん”こと前田彩世さんがナビゲーターをつとめ、“モッコウハカセ”の姿に扮した(株)アーティストリー(愛知県春日井市)の大西功起さんが木に関わる仕事の魅力についてわかりやすく解説した。
また、ギタリストの手島いさむさんによる能登産材ギターを使ったモクモクライブや、森林総合研究所の石崎涼子さんとラッパーのマチーデフさんによるトークショーなど、バラエティ豊かなプログラムが披露された。
なお、東京都は、12月19日(木)・20日(金)に同じく東京ビッグサイトで「WOODコレクション2024 Plus」を開催することを予定している。
(2024年8月17日取材)
(トップ画像=ガチャピン・ムック、木育ガールキキちゃん、モッコウハカセによる「木のしごとショー」)

『林政ニュース』編集部
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