東京都は、多摩産材を使った製品や家具などの魅力を発信する新拠点として、新宿区の新宿パークタワー内に「TOKYO MOKUNAVI」を9月15日にオープンした。
都は、2006年度に多摩産材認証制度をスタートさせ、多摩産材のPRや利用拡大に取り組んできた。だが、都政モニターアンケートの結果によると、都民の多摩産材に関する認知度は約2割にとどまっている。そこで都は、昨年度(2022年度)から多摩産材を「東京の木 多摩産材」(愛称「とうきょうの木」)に名称変更し、リブランディングを進めている。
新たに開設した「TOKYO MOKUNAVI」では、28事業者が「とうきょうの木」を活用した製品を展示していることに加え、専門のコーディネーターによる事業者の紹介やツアーなども行って発信力を高めていくことにしている。
オープン初日に視察に訪れた小池百合子知事は、「『TOKYO MOKUNAVI』で、工夫を凝らした魅力的な『とうきょうの木』の製品を皆さんに知って、使ってもらい、需要を確保しながら森林整備を進め、治山治水につながることもPRしていきたい」と語った。
(2023年9月15日取材)
(トップ画像=視察に駆けつけた小池百合子知事(右)と案内役をつとめた東京チェンソーズの青木亮輔社長)
『林政ニュース』編集部
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