自民党の林政対策委員会(中谷元委員長)は、6月8日に太陽光発電と森林開発をテーマにした会合を行った。林野庁が林地開発許可制度の見直しや盛土規制法などによって、無秩序な開発に対する規制を強化していることを説明。出席した議員からは、すでに太陽光パネルを設置済みの森林から土砂が流出することへの懸念が示され、必要な場合は法改正も視野に入れて検討すべきとの意見も出た。
自民党は、農地に支柱を立てて発電パネルを設置する「営農型太陽光発電」の現状についてプロジェクトチームを設けて検討を進め、不適切事案があるため法改正も必要とのとりまとめを行っている。
農地に続いて、森林と太陽光発電のあり方を適正化する道筋をどう描いていくか、議論を継続して論点を絞っていくことにしている。
(2023年6月8日取材)
『林政ニュース』編集部
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