FRAの精度向上へ、FAOと各国の専門家が日本で議論

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FRAの精度向上へ、FAOと各国の専門家が日本で議論

FAO(国連食糧農業機関)と林野庁は10月30日から11月2日にかけて、「世界森林資源調査評価(FRA)」の精度向上を目的とした国際ワークショプを東京都内で開催した。FAOは、世界の森林資源に関する調査結果をまとめたFRAを1990年以降5年ごとに公表している。ただ、各国の統計手法などの違いがあり、調整を進めて精度を高めることが課題になっている。次のFRAは2025年に公表する予定となっており、ワークショップには、アジア・大洋州地域の各国の専門家とFAO統計部局の担当者ら30名が参加し、今後の対応策などを検討した。なお、同様のワークショップは、今年(2023年)4月にタイでも開催されており、アジア地域では2回目の実施となった。

11月1日には現地視察も行い、東京都檜原村の都民の森と「檜原 森のおもちゃ美術館」を訪問。参加者からは「母国で紅葉は見たことがない、美しい」、「(森のおもちゃ美術館の)木の卵で遊べるプールは大人でも楽しめた」などの感想が聞かれ、日本の森林・林業を世界にアピールする機会にもなった。

参加国は次のとおり。バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、中国、インド、インドネシア、マレーシア、モルディブ、モンゴル、パキスタン、フィリピン、シンガポール、大韓民国、スリランカ、タイ、東ティモール、ベトナム、オーストラリア。

(2023年11月2日取材)

(トップ画像=「檜原 森のおもちゃ美術館」の木の卵のプールで遊ぶ参加者)

『林政ニュース』編集部

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