農林水産省は、木質ペレット燃料の日本農林規格(JAS)を6月15日付けで制定した。世界標準となっているISO(国際標準化機構)の規格に準拠して、住宅用及び業務用に使われる木質ペレット燃料の品質による分類と仕様について定めた。
現在は業界団体の日本木質ペレット協会が独自の基準をもとにペレットの認証を行っているが、様々な品質のものが混在して流通している実態がある。JASの“お墨付き”を得た国産ペレットの供給量が増えることで、品質の改善と平準化が図られ、木質バイオマスの熱利用などが促進されるとみられている。
(2023年6月15日取材)
『林政ニュース』編集部
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