鉄骨造で木の良さを引き出す「神宮前3丁目プロジェクト」
この実験的な建物は、「神宮前3丁目プロジェクト」のネーミングを付し、テナントビルとして建設が進んでいる。3階建ての鉄骨造だが、床に東京の多摩産材を使ったCLT、壁には埼玉県産材を加工したWOOD.ALCを使用しているのが特徴だ。林野庁のJAS構造材個別実証支援事業に採択されている。
WOOD.ALCとは、間柱状に製材し乾燥させたスギを接着した集成材のことで、ALC(軽量気泡コンクリート)の代わりに用いている。サイズは、厚さが10.5~12cm、幅が45cm、長さが3.0~4.0m。この厚板を壁に張ることで、木材の持つ柔...
『林政ニュース』編集部
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