林野庁林政記者クラブ(本誌含め8社加盟)は、61回目となる今年度(2026年度)の「グリーン賞」(林政記者クラブ賞)を国産材製材協会(東京都千代田区)の初代会長である豆原義重氏(岡山県真庭市、85歳)に贈ることを決めた。
同賞は、林業・木材産業界の隠れた功績者を発掘・顕彰するもので、1960年度に第1回が行われ、毎年度、表彰行事を行ってきている。コロナ禍などで2019年度から実施を見合わせていたが、今年度から再開した。
豆原氏は、1966年3月に日本大学法学部を卒業し、翌4月に(株)カナモク(神奈川県座間市)に入社して木材や住宅資材販売などの基礎を学んだ上で、1967年2月に実兄が社長の院庄林業(株)(岡山県津山市)に入り、専務取締役や取締役会長として同社の発展を支えた。同社は、1992年の全国農林水産祭で最高賞である天皇杯を受賞している。
豆原氏は、社業に邁進するだけでなく、業界全体の活性化にも取り組んできた。
とくに、西日本国産材製材協議会の会長を1992年6月から2002年6月までつとめ、ときに利害が対立する関係者の融和を図り、結束力を高めることに尽力した。
これが基盤となって、2005年3月に新たな中央団体として国産材製材協会(国製協)が発足し、豆原氏が初代会長に就任した。国製協は、国産材を取り扱う大規模な製材企業等が大同団結した画期的な組織であり、関係者の間では、「豆原氏がいなかったら立ち上げることはできなかった」との評価が定着している。
なお、第61回グリーン賞の贈呈式は、10月14日(水)の午後4時から東京都千代田区の商工会館で行われる。
(2026年9月11日取材)
(トップ画像=豆原義重氏)
『林政ニュース』編集部
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