日本林業協会(島田泰助会長)は、4年ぶりとなる「林業関係団体賀詞交換会」を1月4日に東京都港区の航空会館で開催した。中央団体の関係者ら約110人が参加したが、林野庁の青山豊久長官以下幹部は、能登半島地震*1への対応を優先するため出席を見合わせた。他の賀詞交換会等についても同じく出席しない方針をとっている。
賀詞交換会の冒頭に挨拶した島田会長(元林野庁長官)は、「能登半島地震で被災された方々の支援に林業団体としても全力で取り組んでいく」と決意を述べた。また、「この4年間で森林・林業・木材産業を取り巻く状況は大きく変わってきた」との認識を示し、都市(まち)の木造化推進法の制定やG7広島サミットの成果文書(コミュニケ)に持続可能な木材利用の促進が初めて明記されたこと*2などをあげ、「強い追い風が吹き始めている。これは大きなチャンスであり、林業界を挙げてものにしていかなければならない」と強調した。
(2024年1月4日取材)
(トップ画像=挨拶する島田泰助・日本林業協会会長)
『林政ニュース』編集部
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