「ぎふの木ネット協議会」を運営しているヤマガタヤ産業(株)(岐阜県岐南町、吉田芳治・代表取締役)は、場所を選ばずにスマートフォンなどで家づくりを検討できる「デジタル展示場」を5月1日(土)にオープンする(1月26日に発表)。
VR(バーチャルリアリティ)や動画などのオンライン技術を駆使して「巣ごもり」でも約40棟のモデルハウスを見学可能にするほか、製材やプレカットなどの生産現場も見える化して“体感度”を高める。すでに岐阜県産材を活用している約30の地域工務店や設計士が出展を決めており、さらに参加企業等を増やしていく方針。経済産業省ものづくり補助金ビジネスモデル構築型と岐阜県林政部デジタル展示場整備事業に採択されており、中小企業のDX化モデルにもなる。担当者は、「一般ユーザーが出会うことの少ない地域工務店の存在を多くの人達に周知できるチャンスになる。オンライン開催で出展ハードルを下げられることが大きい」と話している。
創業100年の名門企業がオンラインビジネスでも率先垂範
「デジタル展示場」を開設するヤマガタヤ産業は、創業100年を超える木材企業で、吉田社長は全国銘木連合会会長や岐阜県銘木協同組合理事長などの要職をつとめている。同社が事務局を担っている「ぎふの木ネット協議会」は、工務店、設計事務所、木材企業をはじめ、金融、行政、学術機関など200社以上が参画しており、産官学連携で岐阜県産材を使った家づくりを進めている。
同社のウェブサイト「板蔵」では、ムク(無垢)の一枚板が約150樹種、6,000枚以上展示・販売されており、昨年6月からは展示会を4回開催してオンラインビジネスのノウハウを蓄積してきた。担当者は、「想定していたよりスムーズにデジタルへ移行できた。『デジタル展示場』に活かしていきたい」としている。
(2021年1月26日取材)
(トップ画像=「デジタル展示場」のイメージ)
『林政ニュース』編集部
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