旧すてきナイスグループの平田元会長と日暮元社長に無罪判決

横浜地裁(佐藤卓生裁判長)は12月15日、粉飾決算事件で金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の罪に問われた旧すてきナイスグループ(株)(現ナイス(株)、神奈川県横浜市)の元会長・平田恒一郎被告(77歳)と元社長・日暮清被告(74歳)の差し戻し審判決で無罪を言い渡した。
2人は、支配下にある会社と架空の不動産取引をして利益を水増しした疑い*1で2019年7月に逮捕され、平田被告は懲役2年6月、日暮被告は同1年6月を求刑された。
2021年3月の一審横浜地裁は2人に有罪判決を言い渡したが、2022年12月の二審東京高裁は「審理が尽くされていない」として判決を破棄し審理を地裁に差し戻していた。
この事件では、2人が計上した売り上げが会計基準に照らして虚偽記載と言えるかが争点となっている。
なお、無罪判決を受けて、検察側が控訴するか否かは、現時点では明らかになっていない。

(2025年12月15日取材)

『林政ニュース』編集部

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