すてきナイスグループが「ナイス」に社名変更し“二重構造”解消

粉飾決算事件後の体制立て直しを進めているすてきナイスグループ(株)(神奈川県横浜市、杉田理社長)は、中核子会社のナイス(同)を吸収合併して社名を「ナイス」に変更すると1月7日に発表した。3月の臨時株主総会で正式決定する。

昨年発覚した粉飾決算事件では、創業家出身の平田恒一郎・元会長らが持ち株会社であるすてきナイスグループとナイスの実質的トップとして君臨し続け、ガバナンス(企業統治)機能の低下を招いた。すでに同社は、「創業家との決別」を表明しており、社名の変更などによって事件の原因となった“二重構造”を解消し、新体制によるガバナンスを強化することにしている。

(2020年1月7日取材)

『林政ニュース』編集部

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