世界的に木材需給がひっ迫していく基調は全く変わってない
中島社長と遠藤理事長(当時は鹿児島大学教授)は、2006年2月に銘建工業の本社工場で初めて「対論」をしてから1年半後の2007年7月にも同じく本社工場で再会している。当時、同社はスギの使用を本格化させており、高知県大豊町と熊本県あさぎり町に工場を立ち上げる構想を発表するなど、“国産材シフト”を鮮明にさせていた。
遠藤日雄(えんどう・くさお)
NPO法人活木活木(いきいき)森ネットワーク理事長 1949(昭和24)年7月4日、北海道函館市生まれ。 九州大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士(九州大学)。専門は森林政策学。 農林水産省森林総合研究所東北支所・経営研究室長、同森林総合研究所(筑波研究学園都市)経営組織研究室長、(独)森林総合研究所・林業経営/政策研究領域チーム長、鹿児島大学教授を経て現在に至る。 2006年3月から隔週刊『林政ニュース』(日本林業調査会(J-FIC)発行)で「遠藤日雄のルポ&対論」を一度も休まず連載中。 『「第3次ウッドショック」は何をもたらしたのか』(全国林業改良普及協会発行)、『木づかい新時代』(日本林業調査会(J-FIC)発行)など著書多数。
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