大日本木材防腐と北関東ウイングがJAS法違反、認証取り消し

農林水産省と全国木材検査・研究協会は、大日本木材防腐(株)(愛知県名古屋市)と北関東ウイング(株)(茨城県筑西市)のJAS(日本農林規格)認証を4月5日付けで取り消した。両社ともに本社工場で認証を取得している2×4(ツーバイフォー)材(枠組壁工法構造用製材及び枠組壁工法構造用たて継ぎ材)以外の集成材等にJASマークを付けて出荷し、JAS法に違反したことが確認された。「軽微な違反には相当しない故意又は重大な過失」と判断されており、「最低でも1年以上は認証の再取得はできない」(農林水産省の基準認証室)。

国内でのJAS法違反は、「この5年ほどは起きていない」(同)が、昨年(2023年)7月には、中国の合板工場による不正格付けが発覚しており*1、“性善説”に頼ってばかりはいられない状況になっている。

(2024年4月5日取材)

『林政ニュース』編集部

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