G7サミット成果文書に「木材利用(use of wood)」初明記

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G7サミット成果文書に「木材利用(use of wood)」初明記

5月19日から21日まで広島市で開催されたG7広島サミット(主要7か国首脳会議)で採択された成果文書(コミュニケ)に、持続可能な木材利用(use of wood)を促進することが初めて明記された。これまでのG7成果文書には、持続可能な森林経営の重要性しか記述されていなかった。「木材を使うことの意義が国際的に合意されたことは大きな前進」(林野庁幹部)と評価されている。

G7のコミュニケに新しい文言を入れるためには、各国から了解を取り付けるだけでなく、字数の制約などもクリアする必要がある。今回は日本が議長国をつとめて議論を主導し、4月に行った農業大臣会合や気候・エネルギー・環境大臣会合でも「木材利用」の意義が確認されたことが下支えとなって、首脳レベルの合意につながった。

(2023年5月22日取材)

『林政ニュース』編集部

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