国産ヒノキを使った2×4(ツーバイフォー)材を米国で構造材として利用することが可能になった。米国製材規格委員会(ALSC)が4月4日付けで、ヒノキ2×4材の設計強度を認可した。
米国の建築物で使用される構造材に日本産樹種の製材を用いる場合は、樹種ごとに設計強度が認められなければならない。このため、日本木材輸出振興協会(東京都文京区、山田壽夫会長)が実施主体となって米国でヒノキ2×4材に関する試験を行ってきた。ALSCがヒノキ2×4材を認可したことで、米国の木材検査機関の審査員・判定員による格付を取得すれば、SPFなど海外の2×4材と同様に扱えるようになった。
なお、同協会は、スギ2×4材についても今年度(2024年度)中に設計強度が認可されることを目指している。
(2024年4月4日取材)
『林政ニュース』編集部
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