第1回「森林シューセキ!Award」の大賞に北海道札幌市

北海道 全国 森林経営・管理 表彰

第1回「森林シューセキ!Award」の大賞に北海道札幌市

林野庁が初めて開催したコンペティション「“みんなで選ぶ”森林シューセキ!Award」の大賞に北海道札幌市の取り組みが選ばれ、3月12日に同市役所で伝達表彰式が行われた。

同Awardは、森林経営管理制度の運用促進を目的に企画・実施したもので、全国の自治体等から参考となる取り組みを広く募り、優良事例を選定・表彰することを通じて、情報の共有と横展開によるボトムアップを目指している。

第1回の同Awardには、全国から23の自治体等がエントリーし、1次審査によって、①札幌市のほか、②愛媛県久万高原町(中予山岳流域林業活性化センター)、③山形県山形市、④鹿児島県鹿児島市、⑤愛媛県宇和島市・松野町・鬼北町(愛媛県森林管理支援センター)、⑥和歌山県有田川町、⑦新潟県上越市の計7団体が大賞候補に残り、投票を行った結果、札幌市が大賞に輝いた。

200万人近い人口を擁する札幌市は、整備対象森林を一定の基準で絞り込んで事務作業等を省力化しながら、間伐材を小学校の授業で活用し、市職員が自作した木工キットを普及するなど、都市自治体として独自の工夫を重ねていることが評価された。

(2025年3月12日取材)

(トップ画像=賞状を手にする天野周治・札幌市副市長(左)と贈呈者の吉村洋・北海道森林管理局長)

『林政ニュース』編集部

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