福岡県の大川化粧合板工業協同組合が早生樹「センダン」の葉を使った「栴檀茶」の発売準備を進めている。センダンの葉のエキスは風邪などに効き、がんを抑制する効果があるとの学術論文もある。
同協組では、センダンを家具用材に使っているが、植栽してから伐採・利用までに15年はかかる。この間の収益源として、葉を使った「栴檀茶」を商品化することにし、先行事例などを調査した上で、昨年(2021年)8月にセンダンの葉を採り、窯蒸、天日干し、手揉み仕上げで茶葉をつくることに成功。今年(2022年)6月からプレデビューとして、春の新葉を使った「栴檀茶」を関係者に提供している。本格販売は9月、価格は1パック(60g入り)1,200円(消費税別)を予定している。問い合わせ等は、同協組(☎0944-86-3891、担当:池末)へ。
(2022年6月1日取材)
『林政ニュース』編集部
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