「森林×脱炭素チャレンジ2022」のグランプリにアサヒグループジャパン

全国 広島県 表彰

林野庁が新設した「森林×脱炭素チャレンジ2022」のグランプリ(農林水産大臣賞)にビール・飲料メーカーのアサヒグループジャパン(株)(東京都)が選ばれた(5月13日に発表)。同社は、広島県内の社有林「アサヒの森」でFSC森林認証を取得し、早生樹のコウヨウザンを使った低コスト再造林を実践するなど先駆的な森林の管理・経営を行っており、年間816tの二酸化炭素(CO2)を吸収していることが認められた。

「森林×脱炭素チャレンジ2022」は、民間企業等の森林整備活動を評価・顕彰して、林業や木材利用の重要性を広くアピールするのが目的。林野庁が公表した算定式を使って、森林整備による年間のCO2吸収量(t-CO2/年)を計算し、脱炭素の達成度を“見える化”する。初めて実施した今回は55件の応募があり、グランプリのアサヒグループジャパンのほか、次の9件が優秀賞を受賞した(カッコ内は所在地と年間のCO2吸収量)。なお、表彰式は6月中旬頃に行う予定。

コクヨ(株)(大阪府、842t)▽越井木材工業(株)(大阪府、346t)▽一般社団法人TOKYO WOOD普及協会(東京都、42t)▽認定特定非営利活動法人環境リレーションズ研究所 (東京都、100t)▽(株)山陰合同銀行(島根県、41t)▽池田町(北海道、10t)▽住友林業(株)(東京都、3,415t)▽ピジョン(株)(東京都、40t)▽公益財団法人ニッセイ緑の財団(東京都、147t)

(2022年5月13日取材)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から31年目に突入! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。

この記事はフリー会員記事(643文字)です。
フリー会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。