長野県飯田市に本店を置く綿半ホールディングス(株)(東京都新宿区、野原勇・代表取締役社長)は、(株)九電工(福岡県福岡市、石橋和幸・代表取締役)と共同で新会社を設立して、ソヤノウッドパワー(株)(長野県塩尻市)の木質バイオマス発電事業を引き継ぐと11月5日に発表した。
ソヤノウッドパワーは、産官学連携の大型事業「信州F・POWERプロジェクト」の一環として建設されたが、同プロジェクトを主導してきた征矢野建材(株)(長野県松本市、櫻井秀弥・代表取締役)が経営破綻したため、綿半ホールディングスが事業全体の継承と立て直しに取り組んでいる*1。
九電工とともに設立する新会社の社名は「綿半ウッドパワー(株)」とし、株主構成は綿半ホールディングスが65%、九電工が35%となる。来年(2025年)4月にFIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の変更手続きを申請し、6月頃に綿半ウッドパワーへ事業を移管し、ソヤノウッドパワーは特別清算するスケジュールが描かれている。
(2024年11月5日取材)
『林政ニュース』編集部
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