広島県東広島市にキャンパスを構える広島国際大学の学生が5月17日に同市黒瀬区域で行われている復旧治山事業の現場を訪れ、国土保全や防災対策の重要性について学んだ。
黒瀬区域は、4年前の「平成30年7月豪雨」で被災した地域の1つで、県からの要請に基づき2019年度から国による「民有林直轄治山事業」が実施されている。4年前は記録的な豪雨によって、大規模な山腹崩壊や土石流が発生し、県道が通行止めになったほか、区域の北側にある広島国際大学のキャンパスにも被害が及んだ。
5月17日に現場を視察したのは、同大学保健医療学部救急救命学科の学生51名。治山事業に関する知識の習得や防災意識の向上を図るため、授業の一環として実施した。
(2022年5月17日取材)
(トップ画像=復旧治山事業の現場で説明を受ける)
『林政ニュース』編集部
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