高知県版再造林基金を2025年度の早期に創設、推進会議が決定

高知県版再造林基金を2025年度の早期に創設、推進会議が決定

昨年(2023年)10月に発足した高知県再造林推進会議(会長=戸田昭・高知県森林組合連合会代表理事会長)は、今年度(2024年度)の総会と講演会を10月21日に高知市の高知城ホールで行った。

同会議は、県内の主要7団体と県が発起人となって設立し、9月30日時点の会員数は80団体(市町村、企業などを含む)にまで拡大している。

総会では、今年度の事業計画などを原案どおり可決し、最重点課題に位置づけている再造林基金の創設については、県内全域を対象に関係者の合意形成や制度設計を進め、来年度(2025年度)のできるだけ早い時期に立ち上げることを決定した。また、山林の取得に関する情報を集約・整理し、林業経営に意欲のある事業体等とのマッチングを促進する方針も確認した。

再造林推進に向けて最新情報を共有した

総会後に開催した講演会には、約150人が出席。森林づくりの専門部署を新設した四国部品(株)と、造林で起業した合同会社ニヨウッドの担当者が事例報告を行ったほか、日本林業協会が主導して創設を目指している「立木市場」の概要や、ICT等を活用した林業機械開発の最新状況などが紹介された。

(2024年10月21日取材)

(トップ画像=講演会には約150人が参加した、画像提供:高知県)

『林政ニュース』編集部

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