「多摩産材利用拡大フェア2024」に47事業者・団体が出展

「多摩産材利用拡大フェア2024」に47事業者・団体が出展

東京都農林水産振興財団は、「東京の木 多摩産材利用拡大フェア2024」を10月24・25日に新宿区の新宿NSビルで開催した。同フェアは、今回で9回目となり、47の事業者・団体が参加し、建材、家具・什器、外構・外装などの多摩産材製品を展示した。担当者は、「多摩産材の中大規模建築への活用を広めていきたい」と話しており、会場内には補助金活用の相談コーナーも設置した。

出展企業等の中で、(株)佐藤渡辺は、セメントを基材とし間伐材等の木チップを独自に配合設計したウッドクリートや、間伐材を加工した木レンガを数個組み合わせ樹脂製の架台に取り付けたユニット式木製景観舗装材ウッドロックなどを展示した。

(株)Tree to Greenは、国産木材、職人の技術、デザインを組み合わせた空間づくり、ものづくり、体験活動(木育)等を行い、多摩産材も取り扱っていることをアピールした。

フォレスト西川のブース

(株)フォレスト西川は、スギ、ヒノキの幅はぎ材、壁材、床材等、多摩産材を素材として展示し、木材を活用して作り上げたブースが人目を引いた。

東京都森林組合は、スギに防腐剤を注入し土木資材として活用する事例を紹介した。

(2024年10月24日取材)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から早30年! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。

この記事は有料記事(538文字)です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。