売り上げの一部を再造林支援に充てる全国初のカレーうどん(カップ麺)が10月1日に秋田県内で発売された。同県再造林推進協議会(秋田市、小松佳和会長)が企画し、(株)神室のめぐみ(湯沢市、橋本久信社長)が製造しており、年末まで1万個を限定販売する。価格は1個500円(税別)で、このうち100円を「あきた未来へつなぐ再造林基金」に寄付する。
「再造林率50%の達成」を目指している同県*1は、県民参加の新たな手法として再造林推進うどんの企画・検討を進め、大人も子供も食べやすいカレー味に仕上げた。具材には愛媛県森林組合連合会が手がけているメンマを使用し、ストラップや栞に使える秋田スギの木工品を付録としてつけている。県内の道の駅やファミリーマートのほか、神室のめぐみのオンラインで購入できる。
林野庁から260個の注文入る、小松会長「くせになる味なので是非食べて欲しい」
「あきた森林づくりカレーうどん」の発売を発表後、林野庁から260個の注文が入るなど、早くも反響が広がっている。
県再造林推進協議会の小松会長は、「森林に何かしたくてもなかなか手が届かないことがあるが、手軽に応援する手段ができた。くせになる味なので是非食べて欲しい」と話している。
(2024年10月1日取材)
(トップ画像=食べるほどに再造林が進む「あきた森林づくりカレーうどん」)
『林政ニュース』編集部
1994年の創刊から早30年! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。