林野庁がまとめた昨年(2021年)の木質ペレット(木質粒状燃料)に関する調査結果によると、国産ペレットの生産量は前年比4.6%増の15万6,000tだったのに対し、輸入ペレット量は同53.7%増の311万7,000tに大きく増加。この結果、ペレットの自給率は前年の6.8%から4.8%へとさらに低下した。国内のペレット工場数も前年より1工場増の138にとどまっている。なお、輸入ペレットの9割弱はベトナム及びカナダ産となっている。
ペレットの代替燃料であるPKS(ヤシ殻)の輸入量も同12.6%増の251万9,000tに増加しており、PKSの主な供給国は、インドネシア及びマレーシアとなっている。
(2022年8月30日取材)
(トップ画像=木質ペレットの輸入量・自給率の推移)
『林政ニュース』編集部
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