ドキュメンタリー映画「木樵(きこり)」完成、伐倒シーンなどを“活写”

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ドキュメンタリー映画「木樵(きこり)」完成、伐倒シーンなどを“活写”

ドキュメンタリー映画「木樵」が完成し、関係者らに披露するトークイベントが9月28日に東京都内で開催された。宮崎政記監督と「ミス日本みどりの女神」の成田愛純さん、出演者で現役の“木樵”である澤和宏さんが顔を揃え、映画の見所などを紹介した。

「木樵」は、岐阜県飛騨地方の山で生きる“木樵”に密着して制作した。伐倒や架線集材など林業に関するシーンだけでなく、猪の射殺や伝統的な祭りの現状なども“活写”している。

岐阜県下呂市出身の宮崎監督は、“木樵”である父の背中を見て育ち、東京で映像技術などについて学んだ後、フリーとなってテレビ番組やドキュメンタリー映画をつくってきた。「映像の仕事を始めた時から“木樵”の映画をつくらなければと思っていた」と話し、「伐倒シーンでは“木樵”にかなり密着して迫力ある映像が撮れた」と手応えを口にした。

チェーンソーの資格も取得している成田さんは、防護服を着用した「KIKORI」モードで登壇し、「この映画を見て、人間が自然を守ることについて考えるきっかけになって欲しい」とコメントした。また、澤さんは、「(映画を通じて)森林の整備・維持に目を向けてもらい、支援を手厚くしていただきたい」と呼びかけた。

トークイベントの会場となった衆議院第2議員会館(東京都千代田区)の多目的会議室には、国会議員も含めて約60名が集まった。宮崎監督は、「映画ができるのは、山に興味を持って“木樵”の仕事を知ってもらうところまで。そ...

『林政ニュース』編集部

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