宮城県の石巻地域産業人材育成プラットフォーム(事務局=県東部地方振興事務所)と石巻北高等学校飯野川校は、11月2日に林業・木材産業の現場を訪ねる「学習会」を行い、同校の1年生13名が参加した。
同プラットフォームは、地元の中小企業などで活躍する人材を確保・育成するために、管内の高校生を対象にした「学習会」を行ってきている。今回は初めて川上の伐出作業から川下の木製品づくりまでを見学できるコースを企画し、実施した。
当日は、午前中に石巻市大瓜地内の間伐施業地を訪問。ザウルスで伐倒した立木をプロセッサで丸太に造材し、グラップルでフォワーダに積み込む一連の工程を見学した後、希望した生徒3名がグラップルを操作して丸太を掴む作業を体験した。
午後は、石巻市の(株)山大に移動し、同社のウッドミル工場とプレカット工場を視察。ウッドミル工場では、貯木場に搬入された丸太がリングバーカー→製材→人工乾燥へと流れていく木材加工の流れを学び、プレカット工場では、柱、土台や横架材がCAD図面に従ってプレカットされていく様子を見学した。
(2022年11月2日取材)
(トップ画像=機械化が進んでいる伐出作業の現状を現場で学んだ)
『林政ニュース』編集部
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