「第56回全国木材産業振興大会」を福島県で初開催、約430名が参加

全国 福島県 イベント・祭事 業界団体

「第56回全国木材産業振興大会」を福島県で初開催、約430名が参加

10月27日に福島県郡山市内のホテルで「第56回全国木材産業振興大会福島大会」(主催=全国木材組合連合会、全国木材協同組合連合会)が開催された。1965年から実施されている同大会が福島県で行われたのは初めて。「ウッドチェンジ!─暮らしに もっと 木を取り入れよう─」をテーマに掲げ、全国の会員など約430名が参加した。

大会会長として挨拶した菅野康則・全木連会長は、「昨今の木材需給ギャップのように木材供給を取り巻く情勢は厳しい」と述べた上で、「経済安全保障の観点からも国産材の利用拡大に向けた動きが広がろうとしている」と強調した。また、鈴木裕一・福島県木協連会長は、歓迎の言葉を述べる中で、「木材業界に押し寄せている様々な影響を克服してチャンスに変え、『伐って、使って、植えて、育てる』循環利用を進めよう」と呼びかけた。  

同大会では、参加者の総意として、「都市(まち)の木造化等木材利用を積極的に働きかけよう」など6項目からなる宣言を決議。表彰式では、前全木連会長の鈴木和雄氏に特別感謝状を贈るなど、功労者を顕彰した。記念講演は、福島県酒造組合特別顧問で日本酒アドバイザーである鈴木賢二氏が行った。来年の同大会は、群馬県で行う予定。

(2022年10月27日取材)

(トップ画像=福島県に全国の関係者が参集した)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から早30年! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。

この記事は有料記事(573文字)です。
有料会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。