「燃エンウッド」の利用拡大へ、竹中工務店が集成材メーカー4社とライセンス契約結ぶ

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「燃エンウッド」の利用拡大へ、竹中工務店が集成材メーカー4社とライセンス契約結ぶ

(株)竹中工務店(大阪府大阪市)は、2時間耐火仕様の「燃エンウッド」を同社の関与なしに利用可能とする製造・販売ライセンス契約を集成材メーカーと8月1日に締結した。契約の範囲は公共物件に限っているが、今後に向けて同社の担当者は、「ニーズに合わせて広く民間プロジェクトでも利用できるように検討していきたい」と話している。

契約を結んだのは、齋藤木材工業(株)(長野県長和町)、藤寿産業(株)(福島県郡山市)、銘建工業(株)(岡山県真庭市)、山佐木材(株)(鹿児島県肝付町)の4社。同社と4社は、2017年に木造4階建てまでを建設できる1時間耐火仕様の「燃エンウッド」についてライセンス契約を締結し、「水戸市民会館」(茨城県水戸市、2022年竣工)と「URまちとくらしのミュージアム ミュージアム棟」(東京都北区、2023年竣工)で「燃エンウッド」を使用してきた実績がある。

2時間耐火仕様の「燃エンウッド」を用いると、14 階建てまでのビルを木造化できる。ライセンス契約を拡大したことで、非住宅分野の実需をどれだけ生み出せるかが注目される。

(2024年8月1日取材)

『林政ニュース』編集部

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