竹中工務店が塩尻市でカラマツを植樹、「循環利用の出発点」に

長野県 造林・育林

竹中工務店(株)(大阪府大阪市)と楢川地域森林委員会(長野県塩尻市)は、5月31日に塩尻市内で植樹イベントを開催した。同社と塩尻市が2020年に締結した協定の一環として実施し、地域住民や林業・木材産業・設計・施工などの関係者ら約120名が約0.5haの敷地にカラマツの苗木を約1,500本植えた。

同社は「森林グランドサイクル」を提唱し、森林資源と地域経済の持続可能な好循環を目指している。今回植樹したカラマツは、同社が開発した耐火集成材「燃エンウッド」の原料となり、将来的には都市部での中高層木造建築物への活用を見据えている。同社の担当者は、「『伐って、使って、植える』の出発点であり、地域と連携して育てていきたい」と話している。

(2025年5月31日取材)

(トップ画像=約120名が植樹イベントに参加した(画像提供:竹中工務店))

『林政ニュース』編集部

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