大日本山林会(永田信会長)は、「第61回農林水産祭参加全国林業経営推奨行事」の賞状伝達贈呈式を11月10日に東京都港区の三会堂ビルで開いた。一昨年度の贈呈式はコロナ禍で開催できず、昨年度は今年3月に時期を遅らせた上で参列者を制限して行った。今回は、3年ぶりに受賞者全員(24名)に加えて同伴者も参列する中で実施。また、会場である三会堂ビル(1967年竣工)は、来年4月から建て替え工事に入るため、同ビルで行う最後の贈呈式となった。
同会の総裁である秋篠宮殿下は、お言葉を述べる中で、140年に及ぶ同会の事業や機関誌『山林』のアーカイブとしての重要性などに言及し、各地域で活躍している受賞者の功績を讃えた。その後、賞状の伝達贈呈を行い、農林水産祭の林産部門で天皇杯(最優秀賞)を受賞した渡邊定元氏(静岡県)が全受賞者を代表して謝辞を述べた。昨年度は見送った記念写真撮影も行われ、秋篠宮殿下が受賞者1人1人に声をかける機会もつくられた。
(2022年11月10日取材)
(トップ画像=お言葉を述べる秋篠宮殿下、画像提供:大日本山林会)
『林政ニュース』編集部
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