2年ぶりに「全国林業経営推奨行事賞状伝達贈呈式」を開催

大日本山林会(永田信会長)は、「第60回農林水産祭参加全国林業経営推奨行事」の賞状伝達贈呈式を3月8日に東京都港区の三会堂ビルで行った。昨年はコロナ禍のため実施することができず、2年ぶりの開催となった。従来よりも参列者を制限し、抗原検査等を通じて全員の陰性を確認するなど感染対策を徹底して行い、全国各地の受賞者が視聴できるように動画も配信した。

同会の総裁である秋篠宮殿下ご臨席のもと、農林水産祭の林産部門で天皇杯(最優秀賞)を受賞した和歌山県田辺市の山長林業(株)・(株)山長商店の榎本長治会長ら受賞者の代表に賞状を手渡し、功績を讃えた。お言葉を述べた秋篠宮殿下は、国内森林の現状について、「先人の努力により戦後造林された人工林を中心に本格的な利活用期を迎えています」とした上で、「森林資源を循環的に利用し、森林と林業、そして木材産業を持続的に成長発展させていくことが重要な課題となっております」と言及した。

秋篠宮殿下は、贈呈式後も各受賞者を回って近況などを尋ね、榎本会長は、ドライングセット法による木材乾燥などで高品質なムク(無垢)材の供給力を高めていることを説明した。

(2022年3月8日取材)

(トップ画像=お言葉を述べる秋篠宮殿下、画像提供:大日本山林会)

『林政ニュース』編集部

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